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2018年8月17日 (金)

山を思う。

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昨日御岳山に行った時のこと、武蔵御嶽神社にお参りして御朱印をお願いして待っている時に、御守りやお札などと一緒に並んでいた小倉美恵子さんの書かれた「オオカミの護符」というこの本が目に留まりました。

裏表紙の紹介をそのまま引用させていただきます。
『川崎市の実家で著者が目にした一枚の護符。描かれた「オイヌさま」の正体とは何か。高度成長期に、小さな村から住宅街へと変貌を遂げた神奈川県川崎市宮前区土橋。古くから農業を営んできた小倉家の古い土蔵に貼られた「オイヌさま」に導かれ、御岳山をはじめ関東甲信越の山々へー護符を巡る謎解きの旅が始まる。都会に今もひっそりと息づく山岳信仰の神秘の世界に触れる好著。』

山に登るようになって、今まで登った山でも神奈川の大山、茨城の筑波山、先日登った木曽駒ヶ岳…そして昨日の御岳山、山そのものが信仰の対象となっていて山が神社になっているところや、神社ではなくても山頂に祠がお祀りされた山も多いことから、山と神様の関係について、興味がありました。そこで出会ったこの本、まだ昨晩読みはじめたばかりで最後まで読んでいないのですがおもしろい。日本人の山への畏怖や感謝の気持ちから自然発生的に起こった祈りの気持ちが神道や仏教と結びついて、山岳信仰という形になっていったのではないかという考察や、講や御師などについてわかりやすく書かれていて、一気に半分以上読んでしまいました。

山は土砂災害を起こす原因となる危険なものでもありますが、一方で山は水を蓄え私達の暮らしに欠かせない水を供給してくれる大切なものでもあります。また、つい先日見た黒部ダムのように山から出た水は電気を産み出す源でもあります。丹沢山など神奈川近郊の山に登ると神奈川県の水源地として水道局の管理となっていたり、箱根の尾根道を歩いていると東京電力の管理地になっていることもあって、山に登るようになって「山」というものの大切な役割について、深く意識するようになりました。

山岳信仰ということが無意識に意識の中にあるのか、日本人としての深層心理がそういう思いを呼び起こさせるのか、美しい山のシルエットを見ると厳かな気持ちになります。山の神様は女神ということですが、怒ると恐い奥さんのことを「山の神」というのも、そう考えると納得できる気がします。


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