鎌倉文学館
鎌倉文学館・・・長谷にありますが、不動産屋的に書くと、江ノ島電鉄線由比ヶ浜駅徒歩6分、鎌倉の海を見下ろす高台の洋館・・・という感じになるのでしょうか。
もともと旧加賀藩主前田家第16代当主前田利為氏が昭和11年建築した建物で、当時の鎌倉の別荘建築を代表する建物の一つです。入口から、緑の木々に囲まれたアプローチを上っていくと、招鶴洞という名の短いトンネルを抜けて、堂々たる玄関に到着します。作家三島由紀夫の『春の雪』の一場面にも登場する建物は、佐藤栄作元首相の別荘に使用されていたこともあったそうで、そこに立つと自分が貴族になったような気にさえなってしまいます。
昭和58年に前田家より鎌倉市が譲り受け、昭和60年11月より鎌倉文学館として公開されています。鎌倉文学館は、鎌倉にゆかりの作家の直筆原稿や作家の方の所蔵品などが展示され、いろいろな小説の舞台となった鎌倉のまちをより身近に感じることができます。
広大な敷地の一角には、様々な種類のバラの花が植えられているバラ園もあります。
鎌倉のまちの魅力の要素のひとつである別荘文化を気軽に体感できる場所として、鎌倉文学館はとてもおすすめです。
鎌倉文学館の建物は、平成12年4月、国の登録有形文化財となったそうです。
文章の記述にあたりましては、文学館内にあった鎌倉市景観重要建築物の掲示看板より引用させていただきました。
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